本ホームページの紹介・特徴について記します。
鈴木朖は漢学から国語学、国文学などの広い知識と見識を持ち、多くの著作があります。先の戦争で多くの資料が焼尽に帰してしまいましたが、それでも鈴木朖の著作や遺墨は現在まで残っています。
鈴木朖の刊行書籍はほとんど市場に出ていません。そのため国語学や漢文学の方々が朖の著書等を入手しようとしても、なかなか困難なことと存じます。これらを広く世に知らしめるため、多くの書籍を刊行してきました。ぜひ向学の諸氏には手に取り、お読み頂きたいと願っております。ご興味がありましたら、是非お問い合わせ下さい。
以下の著作等を刊行致しました。
鈴木朖(昭和42年)、鈴木朖-人と学問(昭和54年)、活語活用格(昭和55年)、大学参解・論語参解(昭和56年)、離屋詠草(上)(昭和59年)(下)(昭和61年)、鈴木朖逸文集(昭和62年)、源氏物語玉小櫛補遺(平成14年)、離屋集初編(平成22年)
鈴木朖学会では、代々伝えられてきた朖の書や軸、古書店などで買い求めて蒐集した版本、朖と親交のあった丹羽嘉言、丹羽盤桓子、植松茂岳の書などを保管しております。
鈴木朖は国語学や国文学に深く広い興味を示しています。日本語の文法、日本の古い言葉である「雅語」についての辞書、万葉集や源氏物語についての註釈などがあります。
また、漢学にも造詣が深く、大学・論語の注釈書(大学参解、論語参解)があります。学問論である離屋学訓は、現代でも十分に通用する「志(こころざし)」を考える上において重要です。